〈時間に余裕がなくて本を読みたくても読めない人〉増えています。
そこで、今回は特に人気知名度のあるおすすめ2社「Audible」と「audiobook.jp」の聴き放題プランを比較。
絶対にこっちが良い!というような記事内容ではありません。
どちらが合うかは人それぞれ。この機会によく比較してみてくださいね。
因みに、私はどちらも試したうえで「Audible」を利用しています。
私が特に読みたいジャンル<小説>は「Audible」だと聴き放題対象作品が多いためです。
「Audible」と「audiobook.jp」を徹底比較
プランの比較
「Audible」と「audiobook.jp」2社の聴き放題プランを見やすく簡単に表にしています。
どのようにオーディオブックを選べば良いか。
選ぶ際に注目すべきポイントを以下で挙げてみました。
ラインナップの充実度
聴き放題プランの会員になったとしても、自分の聴きたいものがなければ意味がありません。
それぞれ特徴があるので見ていきましょう。
「Audible」の聴き放題対象作品数は2024年4月時点で20万作品を突破。
圧倒的に多いです。
得意なジャンルがあるというよりはオールジャンル満遍なく所蔵。
さらにAudibleからしか聴けない<ONLY FROM audible>作品がとても多く、次から次に聴きたいものが見つかります。
Amazonの傘下力を強く感じます。
「audiobook.jp」は国産の会社。
ビジネス書籍のラインナップ数No.1
メインターゲットはビジネスパーソンだと謳っています。
日本経済新聞朝刊の中から内容を厳選して配信される「聴く日経」が特に人気。
自己啓発書も豊富で、オーディオブックで聴いたことを学びに活かそうとする人向けであることは間違いありません。
すでにこの時点でどちらが合うか検討をつけているかもしれませんね。
是非以下もチェックしてみてください。
ナレーションの質
さすがプロが朗読をしているだけあってどちらも聴きやすいです。
オーディオブックを利用する前はナレーションの善し悪しが気になっていましたが要らぬ心配でした。
プロのナレーターや声優以外に、ドラマや舞台、CMなどでも活躍している有名俳優がナレーションを務めている作品もあり聴いてみようかなと興味を惹かれることもあると思います。
あなたの好きな俳優が朗読した作品があるかもしれません。
それぞれどのような有名俳優が起用されているのか、ごくごく一部ですが挙げてみます。
「Audible」杏、大杉漣、大森南朋、上白石萌音、斎藤工、高橋一生、松嶋菜々子、松坂桃李…(継承省略)
幅広く、世の中のほとんどの人が知っているであろう俳優ばかり。
個人的な話ですが、学生の頃から妻夫木聡さんが好きで「ノルウェーの森」の朗読に起用されたことを知り、当時聴いていた作品を聴き終えると同時にすぐにこの作品を聴き始めました。
ひとこと言いたいのは、デフォルトの朗読再生速度1.0×ではなく、1.5×以上で聴いてもらいたい!ということ。
この作品に限ったことではなく、基本的にデフォルトの再生速度はかなり遅い朗読になります。
聴いてみるとわかると思いますが1.0×では遅すぎてとても聴いていられません。
「audiobook.jp」劇団ひとり、堤真一、中村雅俊
有名俳優の起用はほぼなく、声優がほとんどです。
上記では本職が俳優ではない方の名前も挙げていますが、そのくらい少ないのです。
そしてAI音声合成機能を使った読み上げ作品があります。
機械ならではの独特なイントネーションが、会話部分で気になりました。
この点以外は特別違和感はなく綺麗な音声で聴きやすいです。
驚いたのが、芸能人が書いた書籍を1度プロのナレーターが朗読し、そのプロの音声を著者である芸能人本人の声に変換した「本人AIオーディオブック」というものもあります。
そんな本人AIオーディオブックの作品のひとつがこちら。
以下は紙の本でのご紹介です。
番外編 〜声以外の音〜
「audiobook.jp」は朗読中に効果音やBGMが含まれる作品が多々あります。
初めにAudibleを利用していた私には衝撃的でした。
これは「Audible」にはないものです。
章の変わり目で音が鳴ることはあります。
効果音やBGMの有無は好みとその作品によるところでしょうか。
朗読に深く聴き入りたいような作品の場合はない方がいいと個人的には思いますが、効果音などが入ることによって楽しく聴くことができる作品はたくさんあります。
物語の世界により入り込める体験ができるでしょう。
ジャンル別おすすめ書籍
短いレビューも一緒におすすめの書籍をピックアップしてみました。
なるべく「Audible」「audiobook.jp」どちらでも聴ける作品の中で選ぶようにしましたが、一方でしか聴けない作品もあります。ご了承ください。
文学 / フィクション / エッセイ
と思いながら聴き始めました。
杉山怜央さん(声優)の心地よい声も相まって初めから物語にのめり込んでしまいました。
登場人物が多くて初めのうちは覚えるのが大変でした…私だけでしょうか。
池井戸潤さんの作品の中で1番好きです。
自己啓発書がどうしても好きになれない私ですが、楽しく飽きることなく最後まで聴けました。
ガネーシャ(ゾウの姿をした神様)+関西弁
この設定がもうすでにユーモラス。
物語仕立てなのでまったく堅苦しくありません。
笑いも交えて聴き進められます。
「1日だけでえぇからやめてみい。」
「そのやめた場所に何が入ってきとるか注意深く見てみいや。」
器以上のことはできない…深い。
定期的に聴きたくなる作品の一つです。
朝井リョウさんのエッセイ作品に触れるのはこの作品が初めてでした。
ながら聴きをしていましたが吹き出す吹き出す!
私は本は読んでいなくてAudibleでしか聴いていませんが、オーディオブックで聴く方が良いと評判の作品。
聴く場所に気をつけてお楽しみください。
ビジネス / 金融・マネー
投資についての書籍はここ最近山ほど出版されているのでどれを選べば良いか迷うと思いますが、
こちらは登竜門のような書籍で初心者にも分かりやすい内容になっています。
物語として進んでいくので経済学などが苦手ですが抵抗なく聴くことができました。
主人公が中学生なので同年代の子供たちが読んでも話しが入ってきやすいかと思います。
子供には紙の本とオーディオブックどちらが良いか悩むところです。
もう少し大きくなったら我が子にも薦めようと思っている作品。
言語
先に言ってしまいますが私は聴いていません…が、
どのようなものなのか聴いてみたかった方はいませんか?
聴き放題で好きなだけ聴けます。
このチャンスにいかがですか?
日本語で物事を説明する時にひとつの表現方法しかないなんてことはない。
だったら英語だってそうじゃないか!
相手に伝われば会話は成立するんですよね。
日本人は硬く考えすぎなんだと気付かされます。
オーディオブックの魅力を再確認!
製本された本(紙の本)と、データ化された本(オーディオブック)はどちらも魅力があります。
私がオーディオブックを魅力的だと感じるポイントは以下です。
耳で聴くので手が塞がらない
私の場合ですが、子供が産まれてからは読書時間の確保が難しくなりました。
そこでオーディオブックの出番!
料理をしながら…
洗濯物を干しながら…
買い物をしながら…
私の中でオーディオブックを利用している最大の理由は、ながら聴きができること。
本を読むにはどうしても手が塞がります。
しかし、オーディオブックは本を持つこともなく文字を目で追うこともありません。
耳が空いていれば本を楽しむことができるのです。
移動手段が電車やバスの場合は本を手に持って読むことができますが、車を運転する場合はそうはいきません。
私はどこへ行くにもほぼ車移動ですが、カーオーディオに繋ぐことができるので車内でも本を聴くことができます。
今まで本を開ける状況になかった場面でも、オーディオブックなら作品に触れることができます。
様々な作品を躊躇なく聴ける
本は年々高額になっています。
私が小学生の頃、文庫本は確かワンコイン、つまり500円あれば購入できるものが殆どだったと思います。
文庫本も、今や1000円近いものも出てきています。
そのため、本選びは慎重になります。
購入した本が自分が思っていたものではなかったらガッカリしてしまいます。
では、オーディオブックの聴き放題プランに加入していたらどうでしょうか。
ダウンロードもしくはストリーミング再生は定額料金内で何作品でも聴き放題。
好みの作品ではないと感じたら途中で聴くのをやめて良いのです。
お金を無駄にしてしまったという感覚に陥ることはありません。
実際、私もいくつか途中で聴くのをやめた作品がありますが、その時は潔く次の作品を再生します。
オーディオブックの聴き放題プランならどのような作品でも、聴いてみようかなと躊躇うことなく挑戦できます。
本の保管場所に困らない
本は複数冊集まるとかなり場所をとりますし、重さもなかなかのものです。
大量に並んだ本を見てニマニマするのも良いのですが、もう読まないだろうと思う本もそのままとってある方も多いのでは?
オーディオブックなら、スマホまたはその他端末にデーターを一時的に保管するだけ。
もしくは、ダウンロードせずにストリーミング再生なら端末のストレージ容量を使わずに作品が聴けます。
私はオーディオブックだけの利用というわけではなく、やはり紙の本も好きなので厳選して持つようになりました。
最近は特に好きな作家の書籍だけ書店やネットで購入し手元に置いておくようにしています。
これなら大量に増えていく本をどうしようかと悩むこともありません。
まずは無料体験をしよう
「Audible」「audiobook.jp」どちらも無料体験ができます。
通常「Audible」は30日間、「audiobook.jp」は14日間の体験です。
※キャンペーンなどで日数が変更になる場合があります。
この無料体験期間でオーディオブックが自分のライフスタイルに合うかどうか。
また、合うようであればどのオーディオブックを選ぶべきか。
聴き放題に対応している作品にはかなり違いがあるように感じます。
私は小説が大好きなので「Audible」を選びましたが、主にビジネスや自己啓発書などを聴きたいという学び系が好きな方は「audiobook.jp」がおすすめ。
それぞれの得意ジャンルがあるのでしっかり検討してからサービスの利用を開始しましょう。